ボートメンテナンス オイル交換 アイテム 2008年08月06日 愛艇Cockatiel(ヤマハSRV-20)のエンジンオイルとギヤオイルを交換しました。 エンジンオイルは純正オイルを使いました。 マリンエンジンは通常の自動車用のエンジンオイル(SLクラス以上)を使用すると、省燃費用の潤滑剤の作用によって想定外のダメージを受けることがあるので、純正を使っておくべきです。 ちなみにスペックはAPI-SL 10W-30となっています。 船外機の推奨粘度は10W-30もしくは10W-40となっているので、夏場にガンガン走る場合は10W-40を選びたいところですが、残念ながら純正オイルには10W-40が無いので後述する添加剤で粘度を上げてやろうと思っています。 (ちなみにスズキ純正オイルは10W-40です。パッケージデザインは自動車用と同じですが、昭和シェル製がマリン仕様なのでそれを選んでください。) エンジンオイルを抜いてみると、50時間しか使っていなかったので汚れも少なくきれいなオイルが出てきました。ちょっと勿体無い気もしますが、せっかく上架したので交換です。 なお、汚れが少なかったのでオイルフィルターは交換しませんでした。 ヤマハF50のエンジンオイル容量は2L。オイルジョッキできっちり2L量って入れてやります。 そして、粘度アップ及び焼きつき防止のための秘密兵器がこれ! ↓↓↓↓ KZ HEAT Cut (広島高潤社製) 定価1890円 モータースポーツで実績のあるHirokoのオイル添加剤です! ちなみに効能は以下のとおり。 数ある動植物油のなかで、ひまし油だけがもっているリシノール酸という脂肪酸は、非常に優れた耐焼き付き性能を持ち、まさに人類の大発見といえる素材です。 しかし、ひまし油は酸化安定性が極端に悪いため、黒く焼け、重合が起き、ネチネチした状態になるという欠点も持ち合わせており、ノーマルのままでは使えないということで見放されていました。 それでもレーシングカートや町村などが主催する4スト単気筒オートレース等では現在でも使われていますが、メンテナンスが非常に厄介です。 しかし、永年の研究のかいあって合成することに成功し、前記の欠点が一掃されました。 KZ HEAT Cutは中速域のトルクを太くし、また熱ダレを防止します。さらに強力な吸着膜を形成することにより、摺動面に傷がつきません。どんな素材にも可溶します。 Hirokoホームページより引用 リシノール酸の耐焼き付き性能は常時ほぼ全開状態で回るマリンエンジンにこそ使うべきだと思います。 というわけで、SRV-20に乗り始めてからずっとオイルにはこの"KZ HEAT Cut"を使っています。 実際使ってみた感想ですが、まずエンジンが回るフィーリングが軽くなりました。それから振動が減りました。 燃費的にはあまり変わらないようです。 KZ HEAT Cutはせんぐ屋にも置いていますよ~。 次にギヤオイルの交換です。 こちらは日石のハイポイドGL-5 #90を使いました。 ヤマハ船外機はGL-4グレードでも良いのですが(純正がGL-4)、スターンドライブ用のGL-5でも問題ないだろうという判断です。 下側のドレンプラグからポンプでオイルを注入して、上側のドレンプラグからオイルが出てきたら規定量です。 いつも思うのですが、この作業をやると必ず手がオイルまみれになります。何か良い方法は無いものでしょうか? 小1時間ほどの作業時間でした。 PR